熱狂を生むプラットフォームの秘密 - TikTok成功の鍵を読み解く -
11:12。300万ユーザーを誇るソーシャル経済メディア「NewsPicks」が、人気バンドとコラボしお届けする「American Express PICK ONE」。今週は、企業間で話題沸騰中のスタートアップに関する注目ニュースを取り上げます。
今回取り上げるのは、東京都のスタートアップ企業が提供する、走行中の車両に搭載したセンサーデータのリアルタイム解析サービスに関する話題…ではありません！ なんと、あの大人気動画アプリ「TikTok」を運営する中国企業が、世界最大のスタートアップ企業に躍り出たというのです！
未来を担う若者たちの心を掴んで離さないTikTok。一体なぜ、ここまでの成功を収めることができたのでしょうか？
今回は、自動車などの移動体に搭載したセンサーデータをリアルタイムで解析し、様々なサービスを提供している株式会社スマートドライブの代表取締役CEO、北川烈氏をお招きし、TikTokの成功の鍵や、スタートアップ企業の未来について熱く語っていただきます！
世界を席巻するTikTok - その評価額は妥当なのか？
NewsPicksユーザーの皆様なら既にご存知かもしれませんが、TikTokを運営する中国企業の評価額が、あの〇〇を抜いて世界最大のスタートアップ企業となったというニュースは記憶に新しいのではないでしょうか？
TikTokといえば、10代〜20代の若者を中心に爆発的な人気を誇るショートムービープラットフォーム。その勢いは留まることを知らず、世界中で多くのユーザーを獲得しています。
しかし、一部ではその評価額に疑問の声も上がっているようです。一体、この評価額は妥当なのでしょうか？
北川氏は、「TikTokの運営企業は、元々ニュースアプリを運営しており、ユーザーの興味関心に基づいて最適なコンテンツを配信する技術に長けている。TikTokの成功も、この高度なアルゴリズムによるところが大きい」と分析します。
さらに、「TikTokは、ユーザーが簡単にクオリティの高い動画を作成・共有できる点も魅力の一つ。10秒〜20秒という短い時間で、気軽に動画制作を楽しめる手軽さが、多くのユーザーを惹きつけている」と続けます。
TikTokの成功は「アルゴリズム」と「手軽さ」が生み出す好循環
TikTokのアルゴリズムは、ユーザーの視聴履歴や好みを分析し、次々に興味関心の高い動画を表示します。この「おすすめ機能」の精度の高さは、他の追随を許さないほど。
また、TikTokは、動画編集機能も充実しており、初心者でも簡単にクオリティの高い動画を作成することができます。フィルターやエフェクトの種類も豊富で、ユーザーの創作意欲を刺激する工夫が凝らされています。
このように、TikTokは「高度なアルゴリズム」と「手軽な動画編集機能」の2つを兼ね備えることで、ユーザーを飽きさせない、熱狂を生むプラットフォームを構築することに成功したのです。
次なるイノベーションはどこに？ スタートアップ企業の未来
TikTokの成功は、スタートアップ企業の可能性を改めて示すものとなりました。
北川氏は、「スタートアップ企業は、既存の枠にとらわれず、新しい技術やアイデアでイノベーションを起こすことができる。今後も、TikTokのような革新的なサービスが、スタートアップ企業から生まれてくることを期待している」と語ります。
私たちも、スタートアップ企業の挑戦を応援し、未来を創造していくために、共に歩んでいきましょう。
American Express PICK ONE では、今後もビジネスや経済に関する最新情報を発信していきます。ぜひ、次回もお楽しみに！
